TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。
現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
日付は統一、新年のご挨拶も兼ねまして。
もう、各自読み漁ってくれ。
誰とは言わない。だからなんか違う感じでも大目に見てね☆
お年賀SS with桜色の少女
お年賀SS with白い小悪魔
お年賀SS with菫青石の乙女
お年賀SS whth黒烏の少女
お年賀SS with銀色の小兎
お年賀SS with執事仲間
お年賀SS with翡翠の青年
お年賀SS with夜纏いの君
もう、各自読み漁ってくれ。
誰とは言わない。だからなんか違う感じでも大目に見てね☆
お年賀SS with桜色の少女
お年賀SS with白い小悪魔
お年賀SS with菫青石の乙女
お年賀SS whth黒烏の少女
お年賀SS with銀色の小兎
お年賀SS with執事仲間
お年賀SS with翡翠の青年
お年賀SS with夜纏いの君
どやっ。そういわんばかりの自信たっぷりの表情で訪ねれば。
うーん、天晴れ! なんておどけた体で拍手されて。
つられて、けらりと笑っていた。
「やー、今日はまた、気合入ってるねー……」
ぱちぱちぱち。手元は惰性に近い音になりながら、男はまじまじと見つめてくる。
ふふん、と得意げな顔をしたのは、豪華絢爛、振袖姿に纏め髪。いつも通りといえばその通りながら、言葉の通りに気合を上乗せした、女仕様の男。
「そらぁ、年始の挨拶やもん。ど、ど。似合うー?」
「むしろ似合いすぎかなー? こんな美人さんが訪ねてくるところ見つかっちゃったら、あらぬ噂が立っちゃうかもっ!」
冗句に、冗句を重ねて。くすくすと笑いあう日常は、今はまだ、特別な日だけ。
気軽に訪ね合うことなんて、無いけれど。今日はその笑顔の見える場所に、飛び込みたいと思った。
一年の初めに、見つけることができたら。なんだか、頑張れる気がして。
――なんて、素直に言っちゃったりは、しないのだけれど。
「あんねー、お土産、持ってきてるんよ」
「およ、それはまたご丁寧にー……でかい、ね」
にっこり。むしろ、にんまり。取り出した大きな袋に、眼鏡の男は若干、嫌な予感がしたようだ。
けれど、まぁ。こんな日くらい、悪戯心は閉じ込めて。
開いて差し出したのは、渋い色の、羽織袴。
「一緒に着てさぁ、エルシェんとこにでも、挨拶に行かない?」
布団の中に引きこもって寝正月でもしてそうな彼に、気合をお裾分けに行こう。
言い訳に言い訳を重ねても、きっと、追求しないで居てくれると、願って。
じゃれあいたい。でもまだ、理由が欲しい。
うーん、天晴れ! なんておどけた体で拍手されて。
つられて、けらりと笑っていた。
「やー、今日はまた、気合入ってるねー……」
ぱちぱちぱち。手元は惰性に近い音になりながら、男はまじまじと見つめてくる。
ふふん、と得意げな顔をしたのは、豪華絢爛、振袖姿に纏め髪。いつも通りといえばその通りながら、言葉の通りに気合を上乗せした、女仕様の男。
「そらぁ、年始の挨拶やもん。ど、ど。似合うー?」
「むしろ似合いすぎかなー? こんな美人さんが訪ねてくるところ見つかっちゃったら、あらぬ噂が立っちゃうかもっ!」
冗句に、冗句を重ねて。くすくすと笑いあう日常は、今はまだ、特別な日だけ。
気軽に訪ね合うことなんて、無いけれど。今日はその笑顔の見える場所に、飛び込みたいと思った。
一年の初めに、見つけることができたら。なんだか、頑張れる気がして。
――なんて、素直に言っちゃったりは、しないのだけれど。
「あんねー、お土産、持ってきてるんよ」
「およ、それはまたご丁寧にー……でかい、ね」
にっこり。むしろ、にんまり。取り出した大きな袋に、眼鏡の男は若干、嫌な予感がしたようだ。
けれど、まぁ。こんな日くらい、悪戯心は閉じ込めて。
開いて差し出したのは、渋い色の、羽織袴。
「一緒に着てさぁ、エルシェんとこにでも、挨拶に行かない?」
布団の中に引きこもって寝正月でもしてそうな彼に、気合をお裾分けに行こう。
言い訳に言い訳を重ねても、きっと、追求しないで居てくれると、願って。
じゃれあいたい。でもまだ、理由が欲しい。
新年の初売りは、どこもかしこも賑やかで。
人の波をふらりと掻い潜り、眺めながら歩いて、居ると。
「……おや」
あれは確かと思案を浮かべ、つつつ、さりげなく歩み寄ってみる。
近くへたどり着けば、やはり、既知の顔。真剣な目で、露天の中を見つめているのを目に留めて、ちらり、視線の先を覗き込んだ。
並んでいるのは、可愛らしいマスコット。
「……プレゼント?」
「え……? わ、うわっ、ガルさん!?」
「うん、久しぶりー。あけましておめでとう?」
「あ、はい、おめでとうございます……じゃなくて、いつから?」
判りやすく驚いてくれる青年は、相変わらず面白い。
だからあえて、「さぁ、いつからやろねぇ」なんてはぐらかして、もう一度、露天を覗き込む。
「可愛らしいねぇ」
布で作ったぬいぐるみ、硝子でできた置物など、多種多様、様々なマスコットが並んでいたが、どれも、デザインの基盤は同じ、梟だった。
「福を、招くんだそうですよ」
「あぁ、聞いたことあるなぁ。そんで、プレゼント?」
「いえ、買うなら自分用……あ、いや、別に買おうと思って眺めてたわけじゃ……」
ぽつりと誘われた本音を誤魔化す様も、相変わらずで。微笑ましげに瞳を眇めて、梟を一つ、摘みあげる。
ころん、と音のするそれは、木でできた、鈴のようだった。
店主に代金を支払い、にこり、そのやり取りを眺めていた青年をみつめると。
「そんなら、うちからのお年賀って事で」
ちょん。手のひらに乗せて、またね。ふらりと踵を返す。
「え? あ、ちょっと、それなら僕も……」
「今度、うちを見つけられたらねぇ」
ひらりと手を振って、人込みの中に紛れ込んで。
いつか見つけてくれるかな、なんて、期待をこめた笑みを、零した。
弄りたいわけじゃなくってね、可愛らしいから、ついね。
人の波をふらりと掻い潜り、眺めながら歩いて、居ると。
「……おや」
あれは確かと思案を浮かべ、つつつ、さりげなく歩み寄ってみる。
近くへたどり着けば、やはり、既知の顔。真剣な目で、露天の中を見つめているのを目に留めて、ちらり、視線の先を覗き込んだ。
並んでいるのは、可愛らしいマスコット。
「……プレゼント?」
「え……? わ、うわっ、ガルさん!?」
「うん、久しぶりー。あけましておめでとう?」
「あ、はい、おめでとうございます……じゃなくて、いつから?」
判りやすく驚いてくれる青年は、相変わらず面白い。
だからあえて、「さぁ、いつからやろねぇ」なんてはぐらかして、もう一度、露天を覗き込む。
「可愛らしいねぇ」
布で作ったぬいぐるみ、硝子でできた置物など、多種多様、様々なマスコットが並んでいたが、どれも、デザインの基盤は同じ、梟だった。
「福を、招くんだそうですよ」
「あぁ、聞いたことあるなぁ。そんで、プレゼント?」
「いえ、買うなら自分用……あ、いや、別に買おうと思って眺めてたわけじゃ……」
ぽつりと誘われた本音を誤魔化す様も、相変わらずで。微笑ましげに瞳を眇めて、梟を一つ、摘みあげる。
ころん、と音のするそれは、木でできた、鈴のようだった。
店主に代金を支払い、にこり、そのやり取りを眺めていた青年をみつめると。
「そんなら、うちからのお年賀って事で」
ちょん。手のひらに乗せて、またね。ふらりと踵を返す。
「え? あ、ちょっと、それなら僕も……」
「今度、うちを見つけられたらねぇ」
ひらりと手を振って、人込みの中に紛れ込んで。
いつか見つけてくれるかな、なんて、期待をこめた笑みを、零した。
弄りたいわけじゃなくってね、可愛らしいから、ついね。
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋
メッセ登録してみました。
出現率は低率の予感ですがお気軽に
mai-maieb@hotmail.co.jp
登録時にはメールも一緒に送ってくださると確実です
ブログ内のイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『エンドブレイカー!』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権はキルフェPLに、著作権は各絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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