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TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。 現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
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「善良な貴族の当主を、その財目当てに取り入り、殺した賊の首領だと。そう言ったら、驚いてくれる?」

 努めて柔らかく、当たり障りのない笑みを湛えて。
 小首を傾げた問いに、彼女はどこか探るような目をしてから、夜風に揺れる木々の影に飛び込んだ。
 そうして振り返った瞳を見つめ返していると、何故だか、泣きたくなった。
 どうして、言ってしまったんだろう、なんて、後悔じみた思いと共に――。


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 誕生日というものに、4年目にして、ようやく慣れてきた気がする。
 おめでとう、が、なんだかくすぐったくて、どこかの誰かさんじゃぁ無いけれど、逃げ出したいと思ったりもした。
 ……したところで逃げ果せることが出来ないなんてことは、それこそ、どこかの誰かさんを見ていてよく理解しているわけだけれど。
 だから、せめて、いつもどおりに振舞って。気のついてくれた誰かには、目一杯の、感謝を。
 そう、努めていた。とりあえず、つもりだけでも。

 思い起こす、誰かと誰か。
 語らぬ淵の裏側の、懐かしい記憶――。
 鞄一つ。
 簡素な荷物を持って、黒髪の女はにこりと微笑む。
「宜しく、ね?」
「ん、こちらこそ」
 対照的な白い髪、けれど女と同じ金の瞳の男が、やはりにこりと、微笑む。
 そんな和やかなやり取りの傍らでは、これまた対照的に、険悪ムード全開の男と女が、居た。
「あんた、良く来る気になったな」
「色々と都合が良いから仕様が無いだけだ」
 あ、そ。ふいとそっぽを向いた男と、むっとした様子で反対側へツンと視線をやった女の瞳は、明暗の差こそあれど、同じ赤。
 灰と水色は、青空と雨雲のようで、それはそれで対に見えた。
 そう言った隣人が連れてきた少年が、どこかの誰かに余りにも似ていて。
 訝るように眉を寄せて、首を傾げて。何処の誰だったかを、思い起こす。
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋

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