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TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。 現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
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扉の前に札を提げて、ベッドに戻る。
もう十分起き上がれるのにと、怪訝な顔をされたが、暫くは静かで居たかった。
「……で?」
「うん?」
「あんたはいつ帰んの」
ベッド脇に寄せた椅子の上で、のんびりと食事をしている同居人を、ねめつけた。

+ + + + + + + + + +

「随分だねぇ。見舞いに来て上げたってのに」
「今さっき面会謝絶にしてきたところなんだけど」
「俺はその前に来てるから圏外ですぅ」
 けたりと笑って箱に詰めたサンドイッチを頬張った同居人は、ちら、と扉の方を振り返ってから、肩を竦める。
「見舞って貰えばいいのに」
「生憎と、元々静かな方が好きな性質でな」
「その割には賑やかの中に居るようだけれど?」
「概ね巻き込まれてんだよ」
 独り言のような呟きに、逐一返る悪態。溜まりかねて顔を伏せ、ふるふると肩を震わせて笑う様は、不機嫌を煽った。
「つーか、あんたもあんたで見舞いっつってるけど一人で飯食ってるだけじゃねーか」
「それは君が食べてくれないからじゃない」
「あんたの作ったものは食わないって決めてるって言わなかったっけ」
「こーんなに美味しそうに出来たのに、お裾分けしないのも勿体無いじゃない?」
「家で分けて来いよ」
「分け済みですぅ。これはキルフェの分。二人とも美味しいって言ってくれたんだから、お墨付きだよ?」
 何とか持参の食事を食べさせようと食い下がる同居人に、頭の端が痛むような気がして、露骨な溜息と共に額を押さえれば、また笑われた。
「強情なんだから」
「うっせぇ。良いから帰……」
 犬猫を追い払うように、手の甲を向けて払おうとしたところへ、扉の向こうから通る声が、響く。
「面会謝絶なくらいの大怪我なら、快気祝いは盛大にだね? デコレーションケーキでも作って、家に届けておくから!」
 覚えのある、声に。
 遠ざかる足音。
 いつから、居たのだろうか。ぽかんとしていると、傍らで同居人が笑いを必死にこらえているのが、目に留まった。
「……呼んだ、わけじゃねーよな」
「わけじゃないけど、来たのは知ってたよ? あんな札提げてるんだから、元気な所くらい教えてあげなきゃ駄目じゃない」
 したり顔の同居人を睨んでから、零す溜息。
 折角人を払ったはずなのに、ちっとも静かにならないと思いながら、届いた言葉を反芻する。
「……お前も食えよ?」
「君が食べるならね」
「後で殴るわ」
 抑揚のない台詞が思わず口を突いて出ていたのは、楽しみだねぇ。と笑う同居人の顔が、何だかとても腹立たしかったせい。
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋

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出現率は低率の予感ですがお気軽に
mai-maieb@hotmail.co.jp
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