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TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。 現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
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「おかえり」
 不意に向けられた、他愛のない挨拶が。

+ + + + + + + + + +


「ただいま」
 緩やかに笑えば、少しだけ眉が寄せられた。
 つぃと逸れた視線を、追う事はせず。けれど促すように小首を傾げれば、ちらり、一瞥が返る。
「……おつかれ」
「ありがとう」
 ぎこちない。言いたいことがあるのは、明白なのに、どう切り出せばいいか判らずにいるような、態度。
 その空気自体は嫌いではない。同居の誰かさんほど会話に長けていない身としては、ただ待つ事しかできないため、相手によっては少し重い沈黙にもなるのだろうけれど。
 そして今目の前に居る相手にとっては、まさしく重い沈黙が過ったようだ。眉間のしわを少しだけ深めて、ぽつりと尋ねてきた。
「……伝わったか?」
 意外、だと思った。
 気遣うような、その台詞が。
 思わず目を丸くして、それから、思案に視線を逸らす。
「いいえ。全く」
 にこり、と。微笑めば、露骨な不機嫌が顔に浮かんだ。
 見とめ、小さく笑って。するりと傍らを抜けてから、告げる。
「気になるのなら、くればよかったのに」
 貴方の気になる誰かさんは、また膝を折ったわよ。
 付け加えながら歩を進めれば、引き留めるように肩を掴まれて。
 その力に逆らわずに振り返れば、少しの動揺と視線が合った。
「なにかしら」
「……なんでもない」
「あら、どうして、ぐらい聞いてくれてもいいのに」
「どうせ、また回復のしすぎだろ」
「ふふ、知っているのなら、気を付けないと」
 肩を竦めれば、掴んだ手が離れて行く。追って、見上げて。ことり、首を傾ける。
「そういえば、お話は聞いてきたわ」
 少しだけ、ね。
 特に返事を待たず、続ける。
「ゆるす、とか、ゆるさない、とか。やっぱり、私には少しどうでもいいみたい」
 被害者と加害者が、仲良く出来るとはあまり思っていない。
 だけれど、被害者と加害者でも、協力はし合える。
 その証明くらいは、出来た気がするから。
「きっと……もう間違えないと思うの」
 全く伝わらなかったと、嘆くでもなく笑った女は。
 村と里の行く末を予見して、やっぱり笑った。
 ほんの少しだけ関わった男は、ほんの少し怪訝な顔でそれを見る。
 見るけれど、口にすることは、決まっている。
「さようで」
 彼女が小さいと自称する手のひらに抱えている物の大きさなんて、到底、測れないのだから。
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋

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出現率は低率の予感ですがお気軽に
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