知った顔と同じ家に纏まって暮らし始めてから、暫く。
未知の都市国家へ旅立った青色。
アマツカグラの防衛に参加した白と黒。
早々に帰っても誰も居ないのを思い出して。アクスヘイムで仕事をした帰りに、ほんの少しだけ寄り道をした。
誰も居なくて、何もない。瓦礫の山があるだけの場所。
足元に触れた看板には、見覚えがあったけれど。
見る影もなく、知る者も居ないその場所を、故郷と呼ぶには、躊躇った。
せめて身内の生死くらい確かめてくれば良かったのだろうか。
だけれど、まだ、その領域までは、足が向かない。
いきていてほしいような。
しんでいてほしいような。
曖昧な思考は、足を止める。鉛のように、重たく、しがみついて。

「ただいま」

背を向けた道の向こうにあるはずの――あったはずのものに向けて、一言、呟いて。
辿った帰路の果て。４人で住まうには十分すぎる広さを持つ屋敷は、閑散として見えた。

「……ただいま」

誰も居ないのを理解して呟く。
誰も居ないのを理解しているからこそ、呟く。
ぽつりとしたかすかな声さえ響き渡るような静寂を、確かめて。
久しぶりに、一人の時間が長くある事を、何となく、思い出した。

おめでとう飴さん。おめでとう狐子ちゃん！
飴さんは今年、何だか思いがけない所からお祝いを頂いて、そわそわしておりますね。
ありがとうありがとううっかりなんか良いもの貰ってしまって申し訳ないですありがとう…！
ちゃんと嬉しく思っておりますし、お礼は、ゆるりと。
丁度トマリギに新しいお菓子が増えるので、それを持って行こうかと思っておる次第！ゆえに少し待ってあげてください_(:3 」∠)_

毎年毎年、飴さんのお誕生日ははらはらしますね。
いかにスルーさせるかで。
……いや、私は嬉しいんですよ？
本人も、嬉しいんですよ？
でも、恥ずかしいんです。某眼鏡氏お察しの通り。
ガルさんは普通に照れ屋だけどおめでとうって言われたらちゃんとありがとうーって言える程度には交流スキルがあるし、喪娘は照れくさいのも纏めて受け入れて感謝を表せるだけの許容があるけど。
飴さんにはどちらも無くてだな。そんなだから、おめでとうって言われても、なんて返せばいいのか判らなくなって戸惑う。
ありがとうでいいじゃない。って、判ってるんですけどね。
どんな顔して言えば良いのか、わかんない。
愛想笑いはしたくないし、かといって仏頂面もおかしいし。照れたお顔なんて見せたくないし。

だがまぁ、そろそろ大人にお成りという事で飴さんや、一先ずこちらでお礼を述べるがいいさ。

……後で個別で良いだろ。

個別に笑顔を振りまきに行くと言うのなら止めはしないが。

……（ぶすっ）

いつもガルさんに無茶ぶりするんだからお前さんもされるがよいさ。
はい、おたんじょーびおめでとー！

……わざわざ、どーも。
貰ったもんは、ちゃんと、大事にするから。

相変わらず、淡泊ね。

いや、キルフェにしては、頑張った方。

煩ぇよ黙らすぞ。

お口の悪さはなかなか直らないものだね、飴さんや。
ていうかお前さん、今年あげてない子達からもらってるわけですが。

……来年、返す。

というわけで来年飛ばします。間に季節のお菓子の差し入れぐらいはあるかもしれませんが！
改めまして飴さんに変わりお礼をば！
沢山のお祝いありがとうございましたー！！

愛想のいい顔。
気さくで親しみやすい態度。
素直で物分りの良い少年。
それが、誰かの――母のための物だと気が付いた時に、ぽかりと穴が開くのを自覚した。
そこから零れてくるものは、薄暗く淀んで、いて。
同じように微笑もうとするたびに、吐き気がした。

穴は、塞がったのだろうか。
それとも、淀みは零れつくしたのだろうか。
どちらとも知れなかったけれど、喉奥から何かがこみあげてくるような感覚は、無くて。
自然かどうかも、知らなかったけれど。
ただ、多分、きっと。
母へ捧げたそれよりも、崩落したあの場所に捧げたそれの方が。
愁い、案じ、労わる。そんな気持ちが伴っていたのだろう。

尋ねて回った事柄。必要な援助の中身を思い起こして、ほんのりと微笑む。
また、行ければ良いと。願って。

――確かめるように頬に触れる。
大丈夫、大丈夫。
浮かべることはできるけれど、張り付いてなんかいない。
確かめて、安堵して、自嘲する。
「薄っぺらいな」
これだから、笑顔ってやつは信用ならない。

久々の、仮プレ。ぺたんこ。


＊＊＊＊＊

道中：
荷車２台を１台に付き４人で運ぶ
俺は一台目の後ろ、崖側に配置
腰に提げられる灯りとロープ(普通の)を用意し、必要があれば使用
ロープ(アビ)は誰か落ちそうになるとか言う時に

崩落箇所では、アビリティで大きな岩を壊しつつ、谷底へ
岩壁やエアクッション等で超えられそうなら前へ出ておく
可能なら岩も越えて反対側から作業したいところ
無理なら素直に交代に控えとく

戦闘が発生するならバインドウインドで迎撃
殺さずに逃げてくなら深追いしない

足元には常に注意しておいて、いつでもフォローできるように

交流：
村に着いたら運んだ物資を必要な場所へ
子供には棒付きの飴玉を配り歩く
大人には要望を聞いて回って、できる事は手伝い、次の為にも参考に
崩れそうな場所の補強、崩れた物の除去等、人手が要りそうな場合は声を掛ける

星のカケラ：
前と同じ瓶詰の金平糖を、少し多めに
見つけやすい所に隠して、探させる
この星は、口にすれば元気が出るから

以前より、こっぷれいやーな友人に頼んでおりましたお写真が出来上がってきました！
えへ、えへ、えへ。飴さんして貰ったん(*ノノ)
絶対飴さん似合うと思ってたんだよ…！
まいさんの自己満にめっちゃつき合せた！←

期待しないでね？と散々言われながらそわそわ待機
→飴さんのお衣装をながめてんふんふ。
→じわじわできていく飴さんに耐え切れず更衣室を一時離脱
→落ち着いたと思って戻ってきたらできててﾌｧｰ！！！
→飴さんだ！飴さんだ！でれでれでれでｒｙ

そんな、まいさんがひたすら面白い事になっていたあれそれ。

キルフェ：I3 さん
場所：フォトスタジオRosetta さん

自キャラのコスプレ画像です。
コスプレ画像が苦手な方は閲覧をお控えください。