一度きちんと言っておきますが。
飴さん、サミュさんのこと好きですよ？
飴さんに、好きって感情が乏しいだけで。
嫌いなのは、心を乱されること。
某天国かしまし……あぁ、天国かしましじゃ、もうないのかな。
うん、かしまし娘さん方も、好きですよ。ちゃんと。
見ていれば和むし、頼もしくも思っている。関わると疲れるから、あんまり関わりたくはないと思っているけど。
それ以上に、そーやって接触することで昔みたいに愛想よくなりそうなのが、嫌。
昔の自分は嫌い。
昔の自分には有って今は無いものを自覚するのが、嫌い。
仲良しこよしの友人たち。
ママの作った温かな料理。
良い事をすれば褒めてくれる手のひら。
振り前いた笑顔に微笑ましく笑う大人。
平和で穏やかな街で過ごす、当たり前の日常。
イノセントとして生まれたのは、それを護るため。
そんな価値観をぶち壊した挙句に捻じ曲げたからこそ、親友はどんなに最低でも親友だと思っているし。
捻じ曲げられた視線で改めて見た街の情景が、あまりにも綺麗すぎて吐き気がしたから、逃げ出してきた。
不自然な物が大嫌いです。飴さんは。
だから、年相応の素直な態度、偽りのない率直な感情が、好き。

…脱線した！
心配はしてませんよ。それは事実。
自分の知らないところで危ない事してたら別ですけど、目の前に居るなら、命ぐらいは拾って帰れる自信がある。
自信って言うか意地ですかね。そんな意地があるから、心配なんて二の次三の次。
無事ならちゃんとほっとしてるし、怪我とかしてたら不甲斐なさに機嫌が悪くなる。
勝手に死にに行った親友と似たことをする奴を馬鹿だと言いはするけれど。
嫌いだったら、追うわけがあるかい。

ぶっちゃけ、人に対して使う「嫌い」って、ほとんど好きと変わらないです。
まぁ、だからと言って好きだとは言いませんけどね！
別に好きとか愉快なこと言って欲しいわけじゃねーだろ心配しなくてもちゃんと嫌いだよ。ぐらいが精一杯。
やー、本当に面倒くさいなぁ、お前は。