TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。
現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
+ + + + + + + + + +
祭の余韻を眺めながらの帰路。
たった一日ですっかりくたびれたスーツの襟を申し訳程度に正し、すでに緩めたネクタイに加えて窮屈なシャツのボタンも外して。
いい加減むずがゆくなってきた手から、白い手袋を抜き取って。
改めて、その手を見やる。
左手はなんか赤くなっていた。手形は辛うじてついていない。
対の右手にはぽつんと笑うかぼちゃのお化け。甘い味は鼈甲だろうか。
日中、さんざ引きずりまわされて手に残ったものはそれ一つ。
……プラス、ほの暖かな雰囲気。
「まぁ、たまには、悪かねーか……」
心底楽しそうで幸せそうだった連れの顔を思い起こして、ぽつり、呟いて。
疲れも重なってぼんやりとしていた曲がり角、向こう側から歩いてきた人間とぶつかりかけて、はっとしたように足を止めた。
「っと、悪い……」
同じように立ち止まった相手は、軽く詫びながらこちらを見やり。
意外そうな顔を、した。
「なんだ……まだ居たのかよ」
朝一番、見つけた姿に気まぐれに誘ったバトルダンス。
まぁそんなもんかで雰囲気だけを味わって、それきりの予定だった。
はず、なのに。
今度はあんたか、と、違った類の遭遇に、沸き起こる疲労感。
関われば疲れるだけと胸中で繰り返すが、すでに疲れきっている身は、遠回りして帰るという選択肢を選びたくはなくて。
居たら悪いか、と、小さな文句だけをぶつけて、すれ違った。
すれ違いざまに見つけたのは、意外そうな顔。
それから、見慣れない――例によって仮装している姿は、見慣れたものではありえないけれど――もの。
「それ」
目線で指し示したのは、青年の目元にある、眼鏡。
普段はないオプションに、沸いたのは興味ではなく、違和感。
関わるまいと思ったはずなのに、気がつけば、足を止めて見つめていた。
「朝もつけてたっけ」
目元を彩るものを見つめる以上、必然的に目に留まる表情は、やっぱり意外そうな顔をしていた。
どうしてそんな顔をするのかは、考えるだけの気力が残っていなかったけれど。
「朝からつけてただろ。あー……ダンスの時は、外してたかもしんねえけど」
「ふぅん。似合ってねーな」
思い出すように喋りながら、触れたフレームをそのまま取り外す青年を横目に見て、呟けば。
同じようにちらりと見やる視線が合って、次いで響く、小さな笑い声。
その音が、安心しているように、聞こえたし。
なんだか、安心した自分が居るのにも、気がついた。
「ひっでえの。ま、確かにそっちの兎耳ほどじゃねえけど」
「煩ぇよ。似合ってたまるかっつの」
「つーか、お前も執事とか…、真似してんじゃねえよ」
「してねーよ。なんであんたの真似なんかしなきゃなんねーんだよ」
避けるように歩き出せば、当たり前のように同じ歩調でついてくる足音。
悪態をつけばすぐに返ってくるからかいを含んだ台詞。
上着のポケットに突っ込んであったいつもの飴を銜えると、祭の終わりを実感する。
「ついてくんなよ」
「俺もこっちなんだよ」
嘘だか、本当だか。
知れないけれど、過ぎったのは、誰が待っているわけでもない、けれど誰かが居る、場所。
「あ、そ……」
呟く声は、余韻に掻き消えて。
結局、祭の終わりと共に戻ってきた日常は、『並んで帰る』なんて非日常を、許容しなかった。
九条つかさ絵師
去年取り損ねた飴猫(*´∀`)
しっかりがっつりドリーたんとのお買い物デートでゲットした飴を持っていただいております。
えへへえへへ、ドリーたんにぶんぶんされた後のことです。ぐったりです。
ひっそりとポケットの中にいつもの飴が入っていることに驚愕。わぁわぁ、指定してないのに!
飴さんも猫さんも表情がらしすぎてどうしてくれようと思った。
うしろのお化けやかぼちゃの明かりもかわいい。
想定以上に画面がきらきらでびっくりしたんだ。背景まで綺麗でとってもしゅてき、しゅてき。
そして鎖骨だ。スーツだ。緩めたネクタイだ。
眼 鏡 を 外 す 指 先 だ 。
好物だらけで美味しい。ご馳走様でした(*´艸`)
同意分だけど、よその子ごめんしたかったから画像もぺたぺたしちゃった(*ノノ)←
九条絵師一回頼んでみたいねーって言ってて、エコたんに朝一で取ってもらったww
ついてくんなよ、俺もこっちなんだよ、のやりとりは、リオリオさんの誕生日のときも絶対やってるよねって、思って、なんかもう一種の日常だよねって。
ぶっちゃけ廃屋に向かってたら帰り道一緒になって当たり前だよねっておもったんだ←
まぁ、一緒に帰るとか絶対やらないと思うけどね!
現地集合現地解散。
だからきっとどっちかがふらっと寄り道しに行っちゃうんだろうなーってによによ。
改めまして、九条絵師、エコたん、ありがとうございましたー。
たった一日ですっかりくたびれたスーツの襟を申し訳程度に正し、すでに緩めたネクタイに加えて窮屈なシャツのボタンも外して。
いい加減むずがゆくなってきた手から、白い手袋を抜き取って。
改めて、その手を見やる。
左手はなんか赤くなっていた。手形は辛うじてついていない。
対の右手にはぽつんと笑うかぼちゃのお化け。甘い味は鼈甲だろうか。
日中、さんざ引きずりまわされて手に残ったものはそれ一つ。
……プラス、ほの暖かな雰囲気。
「まぁ、たまには、悪かねーか……」
心底楽しそうで幸せそうだった連れの顔を思い起こして、ぽつり、呟いて。
疲れも重なってぼんやりとしていた曲がり角、向こう側から歩いてきた人間とぶつかりかけて、はっとしたように足を止めた。
「っと、悪い……」
同じように立ち止まった相手は、軽く詫びながらこちらを見やり。
意外そうな顔を、した。
「なんだ……まだ居たのかよ」
朝一番、見つけた姿に気まぐれに誘ったバトルダンス。
まぁそんなもんかで雰囲気だけを味わって、それきりの予定だった。
はず、なのに。
今度はあんたか、と、違った類の遭遇に、沸き起こる疲労感。
関われば疲れるだけと胸中で繰り返すが、すでに疲れきっている身は、遠回りして帰るという選択肢を選びたくはなくて。
居たら悪いか、と、小さな文句だけをぶつけて、すれ違った。
すれ違いざまに見つけたのは、意外そうな顔。
それから、見慣れない――例によって仮装している姿は、見慣れたものではありえないけれど――もの。
「それ」
目線で指し示したのは、青年の目元にある、眼鏡。
普段はないオプションに、沸いたのは興味ではなく、違和感。
関わるまいと思ったはずなのに、気がつけば、足を止めて見つめていた。
「朝もつけてたっけ」
目元を彩るものを見つめる以上、必然的に目に留まる表情は、やっぱり意外そうな顔をしていた。
どうしてそんな顔をするのかは、考えるだけの気力が残っていなかったけれど。
「朝からつけてただろ。あー……ダンスの時は、外してたかもしんねえけど」
「ふぅん。似合ってねーな」
思い出すように喋りながら、触れたフレームをそのまま取り外す青年を横目に見て、呟けば。
同じようにちらりと見やる視線が合って、次いで響く、小さな笑い声。
その音が、安心しているように、聞こえたし。
なんだか、安心した自分が居るのにも、気がついた。
「ひっでえの。ま、確かにそっちの兎耳ほどじゃねえけど」
「煩ぇよ。似合ってたまるかっつの」
「つーか、お前も執事とか…、真似してんじゃねえよ」
「してねーよ。なんであんたの真似なんかしなきゃなんねーんだよ」
避けるように歩き出せば、当たり前のように同じ歩調でついてくる足音。
悪態をつけばすぐに返ってくるからかいを含んだ台詞。
上着のポケットに突っ込んであったいつもの飴を銜えると、祭の終わりを実感する。
「ついてくんなよ」
「俺もこっちなんだよ」
嘘だか、本当だか。
知れないけれど、過ぎったのは、誰が待っているわけでもない、けれど誰かが居る、場所。
「あ、そ……」
呟く声は、余韻に掻き消えて。
結局、祭の終わりと共に戻ってきた日常は、『並んで帰る』なんて非日常を、許容しなかった。
九条つかさ絵師
去年取り損ねた飴猫(*´∀`)
しっかりがっつりドリーたんとのお買い物デートでゲットした飴を持っていただいております。
えへへえへへ、ドリーたんにぶんぶんされた後のことです。ぐったりです。
ひっそりとポケットの中にいつもの飴が入っていることに驚愕。わぁわぁ、指定してないのに!
飴さんも猫さんも表情がらしすぎてどうしてくれようと思った。
うしろのお化けやかぼちゃの明かりもかわいい。
想定以上に画面がきらきらでびっくりしたんだ。背景まで綺麗でとってもしゅてき、しゅてき。
そして鎖骨だ。スーツだ。緩めたネクタイだ。
眼 鏡 を 外 す 指 先 だ 。
好物だらけで美味しい。ご馳走様でした(*´艸`)
同意分だけど、よその子ごめんしたかったから画像もぺたぺたしちゃった(*ノノ)←
九条絵師一回頼んでみたいねーって言ってて、エコたんに朝一で取ってもらったww
ついてくんなよ、俺もこっちなんだよ、のやりとりは、リオリオさんの誕生日のときも絶対やってるよねって、思って、なんかもう一種の日常だよねって。
ぶっちゃけ廃屋に向かってたら帰り道一緒になって当たり前だよねっておもったんだ←
まぁ、一緒に帰るとか絶対やらないと思うけどね!
現地集合現地解散。
だからきっとどっちかがふらっと寄り道しに行っちゃうんだろうなーってによによ。
改めまして、九条絵師、エコたん、ありがとうございましたー。
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋
メッセ登録してみました。
出現率は低率の予感ですがお気軽に
mai-maieb@hotmail.co.jp
登録時にはメールも一緒に送ってくださると確実です
ブログ内のイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『エンドブレイカー!』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権はキルフェPLに、著作権は各絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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