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TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。 現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
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 そんな形で手元に与えられたものに、安堵にも似た感情を抱いているのを自覚した。


+ + + + + + + + + +

「……やる」
 偶然、目の合った彼を、その視線で引き止めて。懐に仕舞いこんでいた物を差し出した。
 綺麗、というよりは可愛らしい装いの、編みこみ飾り。
 見とめ、彼は数度瞬きをして確かめるように見つめた後、ゆるり、柔らかな流れで見上げてくる。
 言葉を選んでいるかのような思案の顔。戸惑っているわけではないだろうことは、直感的なものが理解した。
「あんたは覚えちゃいねーかもしんねーけど、前に貰った貸しの分だ」
 己の額に纏われた黒い布。大事にしているとか役に立っているとかそんな感想は特別抱かないが、大した理由も無く与えられ、受け取ったそれは、胸中に靄をかけるのには十分すぎる代物だった。
 あんたの欲しがりそーなもんで返す。
 約束にも似た台詞を思い出したように――それが理由だったことを確信するように、納得の声をあげた彼は、ひょい、と手の中から飾りを取り上げると、改めて、まじまじと眺めていた。
「要らねーなら捨ててくれや。けど……まぁ、これで、貸し借り無し、な」
「貸しだとか借りだとか、律儀ー…」
 くす、と、控えめに笑った彼が、心なしか嬉しそうにも見えたが、多分、気のせいだ。
 瞬きする間に、唇は緩い弧で引き結ばれ、どこか揶揄めいた、常の表情が出来上がっていたのだから。
「…まあ、趣味は悪くねえし貰っとく。あ、お前の前で結んだ方がいい?」
 好奇が、尋ねる表情の端々で見え隠れしている。
 こちらがどういった反応をするのかを楽しんでいる節があることは薄々気取ってはいたが、こうも露骨に表されると、短気を自覚している身としては黙っていられない。
 いられない、けれど――。
 白に寄った灰色の髪をした自分とは真逆とも言える、黒い髪。その至るところに結び目が見える。適当なように見えるが、きっと、規則性があるのだろう。
 ぐるり。一通り眺めて、みて。纏められていない部分を見つけた。あぁ、きっと、この辺につければバランスがいいだろう。
 思った意識とは全く別の部分で、指先が、その部位に触れていた。
 視線の先に自分の指が入り込んで、初めて、気付いたのだけれど。
「……」
 何も言わず、一瞬だけ視線をやった彼は、こちらの出方を窺っているかのような目で、見つめてくる。
 どういう心算でそんなことをしているのだと、問われているような気がした。
「……なんでもない」
「わけねえだろー。あー…、ここにつけろってこと?」
 するり、と。首をかしげることで指から逃れ、彼は口端を吊り上げていただけの唇でけらけらと笑うと、手にしていた飾りを、宛がって見せた。
「似合う?」
 そんな価値観は、自分の中にはない。
 けれど、以前彼が、同じ言葉を用いた記憶が、ふと、よぎって。
「……悪か、ねーな」
 ぽつり、と。そんな感想が、口をついていた。
 珍しくさえある好意的な感想。だが、その言を即座に撤回したくなるような衝動に駆られたのは、きっと、目の前で、それを受けてにやりと口端を吊り上げた彼のせい。
「じゃあ早速ー…キルちゃんのアドバイス通り、付けさせてもらおーかね」
 指先が、器用に髪を梳き、細い紐を編みこんでいく。邪魔だというように結び目の一つを解き、余ったゴムを口に銜えながら、丁寧に……。
「こんなもん、か。で……どう?」
 先の言葉を、もう一度。
 例えば控えめな幼子などが指を縋らせ願うのであれば、それは大層微笑ましい要求だ。
 だが、控えめでもなければ幼くも無い……嫌味で、人の悪い、意図に塗れた彼の要求は。
 ただ、癪に障った。
 くしゃり、と。綺麗に結われた鮮やかな紐が、黒と絡み合って、歪む。
 毟り取ってやろうと、衝動に伸ばされた手は、けれど、彼の耳に触れ、そのかすかな体温を感じた瞬間、硬直したように止まっていた。
「痛ってえなー…髪、引っぱんなよな」
 言葉の現実味を微塵も感じさせない調子で肩を竦めた彼に、睨むような視線をやって。舌打ちすると、手を離した。
 そうして、にやにやと愉しげに笑いながら、指先で髪を直すように弄っている様を見まいとするかのように、視線を体ごと背ける。
「キルちゃーん、感想はー?」
「煩せーよ。俺がわざわざ二度も言うと思ってんのか」
「いや、ぜーんぜん」
 だろうな。と。唇が無意識に呟いた。
 理解されているというよりは、見透かされているといった方がいいのだろう。……侮られているという方が、あっているような気もする。
 それはそれで、非常に楽だ。波立てられても、荒れることはない。
 けれどやはり、癪だから。
 口の中で砕かれた飴玉の欠片に、苛立ちを乗せて飲み込んだ。
 舌を逃れ喉を通った甘さが、ふわりと、不満に蓋をしたおかげか。口元には、緩やかな笑みが、浮かんでいた。
「悪かねーよ。似合ってる」
 心にも無い言葉を吐いたつもりだったのだけれど、それは思ったより、現実味を持って響いた。



----------------------------
そろそろ毟ろうかな、って。←
なんかもうにゃんこたんにいいようにころころされてるような気がした。(笑
毛玉ですか。猫がころころするあの毛玉ですか。
つーかにゃんこたん、口調がとことん難しい。めそめそ。

うちの子は結構無意識に触ります。触ってから自分何してんだろうって気付きます。
さすがに女子には触れないと思います、が。
決してフェミニストではないので、セクハラ発言めんどくせーぐらいの気遣いもどきかと思います。←
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ぶくぶくぶくぶく…
一回風呂に沈んできます。

(*ノノ)
……(*ノノ)
……………(*ノノ)
じたじたじたじたじたごろごろごろごろごろ

ちょっ、物凄いの投下しよってからにー!!
後ろの人の表現描写がすきすぐるんだって。
くそう。いいよ。
もう思いっきり毟っちゃって下さい。
うん、見透かしてはいるけど侮ってはいないんだぜ。
キルたんは純粋だなーって思ってる。それがキルたんにとっては侮りなのかもしれんけどさww
わーい、ころころころころー!
大丈夫大丈夫、ウチの子の口調なんて私も適当←
寧ろ的確さに感服した。
男の娘を触るとセクハラになるとキルたんはかんがえているんでしょーか?
キーストアPL 2010/04/23(Fri) 編集
Σ 浮いてきてー!
溺れるよ!?(そう言う問題じゃないよ

ごろごろしてる後ろの人をツンツンしたい。つんつん。
てか調子に乗せすぎだよ!(爆笑
私好きなように書いてるだけなのできっと趣味が合ってるんだなって解釈しとく(*ノノ)
毟らないよ。毟らないよー。だから大事にしてネ。うへへ。
え、あれ、こいつ純粋?
一応数値的にはお宅の息子さんと同じはずなんだけどwwあれ?w
ちょ、親ー!!wwww
えーえーえー、拘りあるよね?あるって言ってよむしろ言えよ!←

男の娘は頭なら触っていいと思ってんじゃないかな。うん。なでなでこつん。
キルフェPL 2010/04/23(Fri) 編集
毟ってる∑(ロ`
ちょっと沈黙交じりで悪かねーな…
寧ろそれがいいな(*ノノ)←
にゃんこさんと飴っ子さん、お互いテレパシーで通じてる思ってしまう今日この頃…
一種のエスパーだと思うんです(こくり
にゃんこたんがきっと少しうわて?

こつん。こつ……届かないですね。
ごめんなさいと頭を垂れてお待ちしてます!←
アーヴィPL 2010/04/23(Fri) 編集
む、毟ってないよ!
毟りかけただけだよ!(似たようなもん

だって実際似合ってんじゃん。悪くないってか似合ってんじゃん。
背後に意識のっとられた故の沈黙かもしれません。←
(*ノノ)
そんなてれぱしーだなんてでれでれ。
きっと似たもの同士なんだよ。
…あれ、背後の話?←
や、息子の話だよね!うん、にゃんこたんの方が明らかに上手だよ!(爆笑
背後もろともころころされてるもの(´v`)←

え、と、届くよ!?
ごせんちしか違わないんだよとどくよ!!
あ、でも触っていいのかな。そわそわ。
にゃんこたんみたいなすまーとな触り方してみたいな!(*ノノ)
キルフェPL 2010/04/24(Sat) 編集
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飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋

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