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TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。 現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
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 刹那と称するのが正しいタイミング。
 大きく見開いた目が、文字通り点になったような感覚に陥った。

+ + + + + + + + + +
 かすかな音を立てて開け放った窓から飛び込んできたのは、春を告げる渡り鳥だった。
 漆黒色の尾が風を纏ってぴんと靡いた。
「よぉ……って、何呆けてやがんだ?」
 部屋の真ん中に降り立ったその鳥は、ステップでも踏むように軽快に振り返り、不思議そうに首を傾げた。
 その視線に、うっかりと開きっぱなしだった口許を押さえ、一度、気まずそうに逸らした視線を再び向けて微笑んだ。
「なに、って……そらぁ、窓開けた瞬間飛び込んでこられたら、誰でも呆けるやろぉ」
 くすくすと笑えば、鳥は首を傾げて肩を竦めた。
 飛び込まれた方は意表をつかれたわけだが、飛び込んだ方にしてみれば、迎え入れるかのごとく開かれたようなものなのだろう。
 どこか満足を覚えたような顔で、声を上げて笑った。
「もう……何の用事やの。ちゅうか……うち、教えたっけ」
 笑う姿につられたように笑みを零してから、ふと、思案顔で尋ねれば。
 鳥は手にしていた紙袋を手近な机に置きながら、あぁ、と相槌を打つ。
「聞いてねぇな」
「せやよねぇ」
 自分の記憶を確かめるように頷きながら呟くも、「じゃあ、どうして」といった疑問には至らなかった。
 何となく、納得したのだ。
 告げようと告げまいと、この春鳥はどこにでも現れるのだろうと。
 その身が纏う風の如く、誰の元にも、平等に。
 開け放った窓から、吹き込んで――。
「まぁ、見つけちまったモンは忘れようもねぇよ。勝手に越したりするンじゃねぇぞ」
 念を押すような眼差しで見つめて、とん、と身軽に窓枠へ移ると、気持ちの良い風に乗って、飛び立った。
 ふわり、ふわり、ふわり。二股の尾は遠ざかりながらも美しく靡き、窓辺に肘をついて見送る髪をもそよそよと揺らした。
「……なんの、用やってんろ……」
 気配までが完全に消えてから、思い出したように呟いて、振り返る。
 何といわず置いていった紙袋。暫し躊躇するように見つめてから開いて覗けば、ふわ、と香る甘い匂い。
 春を謡いながらもまだまだ肌寒さの続く日々に嬉しい、ほかほかの饅頭だった。
 思い出せる限りで、溜り場から宿までの通り道に、こんなものを売っている店はない。
 どこで買ったのやら。知りようも無いが、置いて帰ったということは貰っても良いということだろう。
 指先からしみ込むような熱を感じながら二つに割って、一口、味わう。
 柔らかな甘みは、それが持つ熱以上に心を暖める。
 きっと、あの鳥は同じものを抱えて己の止まり木に舞い戻り、小さな花が差し出すお茶と一緒に楽しむつもりなのだろう。
「……おおきに」
 不意に窓から吹き込んだ風が、笑い声のようにさざめいた。





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スカイランナーはストーカースキルが半端ないと信じて疑わない。
そんなスカイランナーの息子を持つ親←←
チェイスにかかったら絶対に逃げられないと思うの。
とは言いつつそれも含めて警戒はしてるから、本気で驚くと思う。
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋

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