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TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。 現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
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 それ自体が一つの生き物のようだとは流石に思わないけれど。
 それを纏った生き物は、普段と別物のようには、見えていた。

+ + + + + + + + + +
 自室の窓辺に椅子を寄せ、何をするでもなくぼんやりと外を眺めていた。
 取り立ててやることが無い時は、思考さえも放棄して、何もない景色をぼけっと眺めることが多かった。
 今日も今日とて、吹く風はからからと乾いた音を立て、少し離れた木立のざわめきを連れて抜ける。
 面白味があるとは言えない風景に流れるその音は、好きだった。
 と。ただただ彼方へ向けられているだけの視線を、何かが横切った。
 とことことこ。
 ぱたぱたぱた。
 右から左へ歩いて抜けて、やや間を置いて、今度は左から右へ、小走りに抜けて行ったのは、白い、影。
 大きさと色合いは記憶にあった。
 あるにはあったが、記憶の中のそれと、目の前を横切った影は、俄かに一致しなかった。
(…………なんだっけ……)
 思考を停止させていたせいだろうか。考えて、とりあえず思い出す姿勢をとったが、やはり変わらず。
 遠ざかっていく影を確かめるように、窓から身を乗り出していた。
 ぱたぱたと掛けていく背中は、距離を差し引いても小さい。
 白くて小さい記憶の中にある生き物なんて、一つしかない。
 ないのに何故だか思い至らない理由は、くるり、何かを思い出したように振り返った瞬間、気が付いた。
 ふわ、ふわと。影の左右で揺れる、白いもの。
 自分の記憶の中にある生き物のシルエットと一致しない付属品は、けれど、その生き物にとてもとても良く似合っていた。
「なぁ、あんた」
 忘れ物でもしたのだろうか。三度目に自分の前を横切ろうとした影を、呼び止める。
 存在に気づいてはいたのだろうが、まさか声を掛けてくるとは思っていなかったのか。影――少女は驚いたように目を丸くして、こちらを見上げ、慌てたように何かを後ろ手に隠した。
 その瞬間にも揺れた、二つ括りの髪。
「な、なんだ、何か用でもあるのか」
 それはとことこと歩み寄ってくる歩調にも、合わせてちょんちょんと跳ねて。
 何だか、少女に掛けられるもう一つの呼称を象徴するものに、似ていると思った。
 ……思っただけで、それを口にする気がなかったことを、相対してようやく思い出した。
「……別に」
「別にって……私はこれでも忙しいんだぞっ」
「ふぅん。そりゃ悪かったな」
 さりげなく視線をやれば、少女の背には、その小さな身体では隠しきれない、大きなバスケット。
 はみ出たリボンを見つけ、何度か受け取ったことのある差し入れの存在を思い出した。
「本当、マメなのな」
 既に踵を返して立ち去っていた少女の背中を見送りながら、呟く。
「うさぎちゃん、ね……」
 愛らしいという単語の意味を、何となく、理解したような気がした。





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時を駆けようよその子ごめん第三弾。
私みたいに荒ぶったりはし無いけど飴さんも気になってんだよ。
飴さんは人をまずシルエットで覚えます。←
だから髪形が大幅に変わったらすぐには気づけない。
顔見て声聞いて一回首傾げてから、あぁ、ってなると思うんだ。
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋

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