お帰り！お帰り！！
無事だったね！良かった！良かった！
ガルさんは心置きなくエルシェさんの誕生日を祝ってくるがいいさ！

……とか言いながらなんであんたは俺の手を持って小躍りしてんだ。

飴さんも喜ぶがいい！という思いの表れです。（ｷﾘﾘ

背後さん、うちの心配より廃屋の心配ばっかしてたしねぇ。
キルフェも素直に喜んだらええやん。

まぁ、ユーリスとアーヴィが無事で何よりだな。
あんたの知り合いも同じとこにいたんだったか。良かったじゃねーか。

おーいおーいおーい。
あからさま過ぎて見苦しいぞ飴さんやー。

別に心配してねーし。

えー……。
信頼度では団長さんや雪の子ぉの方が上なんやないの…？

そりゃ……ほら…女子と、団長、だろ。
心配しねー方が……人としておかしいだろ。

人として。なぁ背後さん、人としてて言うたよこの子。

あらあらあら。まぁまぁまぁ。
そんな言葉をキルフェさんの口から聞くことになるなんて、私、思わなかった。

あんたがあいつの真似やると鬱陶しさが増すな。

あらまぁ。それはキルフェさんがおかしなことを言うからじゃないかしら。

……あんたがやると気持ち悪いな……。

あははっ。ひっどいわぁ。（けらけら）
なんにし、皆お疲れさん。ただいま。

　白い部屋に黒いソファーが一つ、二つ……時々三つ。
　数に比例して喧しさが伸びる面倒な椅子。
　肘掛越しにお喋りに夢中な二人。
　何がそんなに楽しいんだか。

　ただいま

　おかえり

　決まりきったやり取りは、生まれた時から繰り返しているだろうに。
　いい加減飽きないのか。




　…………。








……おつかれ。

ぶじでよかった。