TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。
現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
変わらない、変わってない。
真正面から目を合わせることなんて。
こちらから声をかけることなんて。
今までだって殆どなかったんだから。
だから、違う。
真正面から目を合わせられないなんて。
こちらから声をかけられないなんて。
そんなんじゃ、ない――。
+ + + + + + + + + +
「おにーさん、おにーさん」
呼びかける声に、はたとした。
ぼんやりとしていた意識が鮮明になり、声の主を探すように、うろ、とさまよった視線が傍らを見やり、見上げる。
薄らと白い、陽だまり色の少女がきょとんと首を傾げて見つめていた。
「おにーさん、なにしてるの?」
「……別に」
何をしている、と言う意識はなかった。
かといって何もしていないわけでもなかったらしい。自分の手元には、折れた棒が握られていて、自分の周囲には、同様のものがいくつも転がっていた。
覚えのあるそれは、いつも自分が銜えている飴の棒。ひっくり返された小瓶から零れた棒を、なぜか、ひたすら折り続けていたらしい。
奇異の目で見られても、さして不思議のない行動だった。
「ただの、暇潰しだよ」
そのまま一回転してしまうのではないかと言うほどに首を傾げていた少女を横目に見やり、ポツリと呟けば、彼女は納得したように首を戻し、同時に、頬を緩めて笑みを作った。
ぱっと咲くような。そんな喩えとは少し違う、柔らかな花弁そのもののような緩やかな笑みが、ちょこん、と隣に――少し離れた隣に座り込み、折られて短くなった棒を拾い上げると、ぱきん、と小気味のいい音を立てて折った。
「おにーさん、最近ここにいることおおいもんねー。ドリーもね、ここでぼんやりするの好きー」
「ふぅん……」
相槌を返せば、少女は喋り続ける。
同意を求めるでもなく、独り言を繰り返すわけでもなく。
笑みと同様に緩い雰囲気の言葉は、心惹かれるほど美しくもないが、女性特有の……女性に、よくあると印象づいている、囀るような疎ましさもない。
さらりと耳元をくすぐっては吹き抜けていく風のようだと、時々思う。
だれかさんとはおおちがいだ。
ぱきっ。
「おれたー」
むむむ、と唸っていた少女が誇らしげに翳しているのは、随分と短くなった棒、の、残骸。
指先ほどの長さしか残っていないものを、爪の先ほどまでにしてみせたことが、嬉しいらしい。
「……は…あんた、すげーな」
「ふふふー。ドリー、ちからもちー」
「どっちかっつーと器用だろ」
ひょい、と、少女の手から残骸を取り上げると、瓶の中に戻す。
周りに散らばっていたゴミも全部、戻して。のんびりと立ち上がった。
「帰るわ」
普段、なら。告げることのない台詞。
何を言おうと言うまいと、彼女は気に留めた様子もなく、手を振って見送るのだから。
短い期間とは言え、それがここの日常だったのだ。突然の異常に、少女はきょとんと目を丸くした。
けれど、やはり、何を気に留めた風でもなく、また緩やかに微笑んで。
「はーい。おにーさん、またねー」
ぱたぱた、手を振って見送った。
振り返らないまま、すたすたと。離れるほどに、空気が冷える。
それは真冬の空気に中てられるのに良く似ていて。意識が妙に冴えた。
陽だまり色の少女は、何もなかった場所を同じ色に染めて、同じ空気に暖めているようだ。
ある意味才能か。口許で呟いて、何気なく天井を仰いだ。
『空』を覆うほどの木の葉の群れを眺めて、眺めて、眺めて。
小さく、溜息を零した。
「帰る、か……」
何故だろう。今日は、今日、こそは。
まともにかおをあわせられそうなきがした。
---------------------------
壁】*・ω・)ましゅ子たんには癒されてゆよ。癒される感情にしようか迷い始めているところ。
よその子ごめんの基本は無記名なんだけども、一人称があれだからどーしても名前が出ちゃう。
…ましゅ子たんのつもり!(`・ω・´)+←
結局逃げた飴さん。部屋の中に逃げ場はねーぞ。
猫さんお帰りから暫くはうろうろ逃げてると思ったんだ。
廃屋に居るよりトマリギでぼやっとしてることが多いんじゃないかな。
で、その内自覚してむすーってなるんだ。自業自得。←
呼びかける声に、はたとした。
ぼんやりとしていた意識が鮮明になり、声の主を探すように、うろ、とさまよった視線が傍らを見やり、見上げる。
薄らと白い、陽だまり色の少女がきょとんと首を傾げて見つめていた。
「おにーさん、なにしてるの?」
「……別に」
何をしている、と言う意識はなかった。
かといって何もしていないわけでもなかったらしい。自分の手元には、折れた棒が握られていて、自分の周囲には、同様のものがいくつも転がっていた。
覚えのあるそれは、いつも自分が銜えている飴の棒。ひっくり返された小瓶から零れた棒を、なぜか、ひたすら折り続けていたらしい。
奇異の目で見られても、さして不思議のない行動だった。
「ただの、暇潰しだよ」
そのまま一回転してしまうのではないかと言うほどに首を傾げていた少女を横目に見やり、ポツリと呟けば、彼女は納得したように首を戻し、同時に、頬を緩めて笑みを作った。
ぱっと咲くような。そんな喩えとは少し違う、柔らかな花弁そのもののような緩やかな笑みが、ちょこん、と隣に――少し離れた隣に座り込み、折られて短くなった棒を拾い上げると、ぱきん、と小気味のいい音を立てて折った。
「おにーさん、最近ここにいることおおいもんねー。ドリーもね、ここでぼんやりするの好きー」
「ふぅん……」
相槌を返せば、少女は喋り続ける。
同意を求めるでもなく、独り言を繰り返すわけでもなく。
笑みと同様に緩い雰囲気の言葉は、心惹かれるほど美しくもないが、女性特有の……女性に、よくあると印象づいている、囀るような疎ましさもない。
さらりと耳元をくすぐっては吹き抜けていく風のようだと、時々思う。
だれかさんとはおおちがいだ。
ぱきっ。
「おれたー」
むむむ、と唸っていた少女が誇らしげに翳しているのは、随分と短くなった棒、の、残骸。
指先ほどの長さしか残っていないものを、爪の先ほどまでにしてみせたことが、嬉しいらしい。
「……は…あんた、すげーな」
「ふふふー。ドリー、ちからもちー」
「どっちかっつーと器用だろ」
ひょい、と、少女の手から残骸を取り上げると、瓶の中に戻す。
周りに散らばっていたゴミも全部、戻して。のんびりと立ち上がった。
「帰るわ」
普段、なら。告げることのない台詞。
何を言おうと言うまいと、彼女は気に留めた様子もなく、手を振って見送るのだから。
短い期間とは言え、それがここの日常だったのだ。突然の異常に、少女はきょとんと目を丸くした。
けれど、やはり、何を気に留めた風でもなく、また緩やかに微笑んで。
「はーい。おにーさん、またねー」
ぱたぱた、手を振って見送った。
振り返らないまま、すたすたと。離れるほどに、空気が冷える。
それは真冬の空気に中てられるのに良く似ていて。意識が妙に冴えた。
陽だまり色の少女は、何もなかった場所を同じ色に染めて、同じ空気に暖めているようだ。
ある意味才能か。口許で呟いて、何気なく天井を仰いだ。
『空』を覆うほどの木の葉の群れを眺めて、眺めて、眺めて。
小さく、溜息を零した。
「帰る、か……」
何故だろう。今日は、今日、こそは。
まともにかおをあわせられそうなきがした。
---------------------------
壁】*・ω・)ましゅ子たんには癒されてゆよ。癒される感情にしようか迷い始めているところ。
よその子ごめんの基本は無記名なんだけども、一人称があれだからどーしても名前が出ちゃう。
…ましゅ子たんのつもり!(`・ω・´)+←
結局逃げた飴さん。部屋の中に逃げ場はねーぞ。
猫さんお帰りから暫くはうろうろ逃げてると思ったんだ。
廃屋に居るよりトマリギでぼやっとしてることが多いんじゃないかな。
で、その内自覚してむすーってなるんだ。自業自得。←
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うーそーつーきー
顔合わせてねえじゃん顔合わせてねえじゃん(。ノノ)
なんて言いつつ、猫さん的にはそちらの方がによによ(*´∀`)
そんで無記名ブレーカーでごめんよww
基本アホの子の一人称は名前呼び若しくは一般的でない一人称にしております。
(私が)何も考えず言葉を発しているマシュ子らしさが出ててすげえと思った。
だから偶に何か真剣に考えようとすると大混乱www
ましゅ子は癒されるよな。…アイコン。
気の抜けそうなアイコンに癒される(*ノノ)
そんで、どんだけ猫さんを意識してるんだと愛しくなった(*ノノ)
猫さんはそんな飴さんを見てによによ。とっても可愛い生物でとっても愛しいからいじめたい変態です。
なんて言いつつ、猫さん的にはそちらの方がによによ(*´∀`)
そんで無記名ブレーカーでごめんよww
基本アホの子の一人称は名前呼び若しくは一般的でない一人称にしております。
(私が)何も考えず言葉を発しているマシュ子らしさが出ててすげえと思った。
だから偶に何か真剣に考えようとすると大混乱www
ましゅ子は癒されるよな。…アイコン。
気の抜けそうなアイコンに癒される(*ノノ)
そんで、どんだけ猫さんを意識してるんだと愛しくなった(*ノノ)
猫さんはそんな飴さんを見てによによ。とっても可愛い生物でとっても愛しいからいじめたい変態です。
時間軸とか知らね^p^←
これからだよ!きっと!!←
逃げれば逃げるほどどんな顔していいか判らなくなることに気付いていない飴さんです。
ブレイクされた(笑
いやぁ、無記名貫こうと思ったけど、やっぱましゅ子たんの可愛らしさにこれは外せんなぁって思ったからついー。つもりつもり(*´v`)
むしろこの一人称でらしく見えるんじゃないかというせこい目論見←←
こないだのがおー依頼のりぷできりりしてたましゅ子たんちょぉかっこかわゆかった(*´∀`)
アイコンもだけど行動も癒される。阿呆の子、いいよね…(*ノノ)
あれです。意図的に意識の外にやろうとしてる反動です←
気にしてないもん違うもん違うもんて言えば言うほど気になっちゃうことにもやっぱり気付いてない。
もう人付き合いに関しては天然でいいと思う。←←
このへんたいめー(笑
そうやってによによしてるがいいさっ。
いずれ返り討ちにしてやるんだからー。(*ノノ)
逃げれば逃げるほどどんな顔していいか判らなくなることに気付いていない飴さんです。
ブレイクされた(笑
いやぁ、無記名貫こうと思ったけど、やっぱましゅ子たんの可愛らしさにこれは外せんなぁって思ったからついー。つもりつもり(*´v`)
むしろこの一人称でらしく見えるんじゃないかというせこい目論見←←
こないだのがおー依頼のりぷできりりしてたましゅ子たんちょぉかっこかわゆかった(*´∀`)
アイコンもだけど行動も癒される。阿呆の子、いいよね…(*ノノ)
あれです。意図的に意識の外にやろうとしてる反動です←
気にしてないもん違うもん違うもんて言えば言うほど気になっちゃうことにもやっぱり気付いてない。
もう人付き合いに関しては天然でいいと思う。←←
このへんたいめー(笑
そうやってによによしてるがいいさっ。
いずれ返り討ちにしてやるんだからー。(*ノノ)
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋
メッセ登録してみました。
出現率は低率の予感ですがお気軽に
mai-maieb@hotmail.co.jp
登録時にはメールも一緒に送ってくださると確実です
ブログ内のイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『エンドブレイカー!』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
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