TW3より飴(c05383)と花(c11349)の日記跡地。
現在の主な成分:頭の可哀相な背後。よその子ごめん。仮プレ。飴花の(背後に対する)不満。たまに遊びに来る喪(c08070)と石(c28018)。力関係はPC≧PL。
+ + + + + + + + + +
「まさかそうくるとは思わなんだなぁ……」
くすり、と。笑みを零して見渡したのは、闘技大会の会場。組み合わせ的には第三回戦Aブロックの……真ん中辺りだろうか。
毎度のことながら膨大とも言える参加チーム。試合の数など逐一数えていられない。
とりあえず、ざっと上から眺めて見つけた名前は、大体、真ん中辺りだった気がする。
とにかく、これから始まるだろう試合は、知った顔の参加しているものだった。
同じように参加していた身ではあるが、一人きりのチームは殆どお遊びでしかない。意地を張ったほうではあるが、清々しく負けてきた。
それゆえに、時間にせかされることなく悠々と観戦できている、今。
広い観戦席の、やはり真ん中辺りに腰を下ろし、眺めるのは一人の女性。
いつ見ても生き生きとした顔をしている彼女ではあるが、今日はなんだか、様子がおかしかったのだ。
何がどうって全体的に。
ここ最近入り浸るようになった『庭』でのやり取りを思い起こし、くくっ、と、袖で隠した口が笑みを零した。
「自然物ちゅうんは、末恐ろしいもんやねぇ」
その分羞恥心はないのだろうが、と口許で呟いていると、わぁっ、と歓声が一際大きくなり、試合が始まった。
長いようで短い時間。あっという間の試合は、残念ながら敗退という結果に落ち着いた。
「あぁ、惜しいなぁ」
残念、と肩を竦め、ひょいひょいと階段を下りて最前列へ向かうと、ひょこり、覗き込んだ。
お疲れさん、と手を振れば、チームの面子は一様に笑みを湛え、手を振り返してきた。
それだけで十分だったのだけれど。
「あらあらぁ? ガルさん、応援にいらしてたんですかぁ~」
話しかけられてしまった。
よりにもよって、彼女に。
散々、泣くほど、盛大に笑い倒し、ようやっと収まったものが、また、こみ上げてくる。
堪えるように口許を押さえ、ふるふると震えながら、やや視線を逸らし気味に頷けば、いつもとどこか何かが異様に違う彼女は、にっこり、満面の笑みを湛えた。
我慢できる範囲ではなかった。
「くっ……あっはははは! もう、ほんまに可愛いなぁ!」
「うふふ、なんのことでしょうかねぇ? あ、それじゃあそろそろ行きますねぇ~♪」
次の試合の準備が行われる中、仲間に手招きされて踵を返した彼女の腕を、呼び止める声とともに取り。不思議そうに振り返った彼女に、囁いた。
「たまには、ええやん」
何のことだか。先ほど表面的に綴った言葉以上に不思議そうな顔をする彼女には、あえて、何とは告げず。
ぱっと手を離して、今度はこちらが踵を返した。
「今度はまともな時に遊ぼなぁ」
くすくすと笑いながら、ひょいひょい、弾むような足取りで立ち去る。
そうして、観戦者や出場者で沸き立つ廊下をゆるゆると歩きながら、ふと、先ほど終えたばかりの試合を思い起こす。
いつもと変わらぬ笑顔で軽やかに槍を捌く姿。
ふわふわの星霊を使役するいつでも一生懸命な姿。
慣れた大剣を振りかざし果敢に前衛を張る姿。
そんな中に、見慣れぬ類の笑顔を湛え、常とは違う立ち位置を選んだ彼女の姿は、少し、特異に見えたけれど。
「なぁんも関係ないもんやねぇ」
浮くとか馴染むとかそんな次元は存在せず。
当たり前に、彼女はそこに居た。
「次も頑張ろうな!」
敢闘を湛え、続く試合へ向けて意気込むチームとすれ違う。
過ぎったのは、ナイフを手元で遊ばせ、ニッ、と微かながらはっきりとした笑みを湛える誰かの姿。
てめぇ等、今回も気合入れていくぞッ!
屋根の下から出たからだろうか。振り仰いだ『空』はひどく眩しく見えた。
-----------------------------------
やられたんだからやってもいいよね。←
本戦お疲れ様でしたー。いやぁ、笑うところだよね?
つーかつーかつーか!!!!
空中殺法はー????ばんばんばんばん!!←
乱舞脚も好きですけども。ももも。
もー!(煩い
んでも前衛な姐さんはかっちょよかったですた。
たまにはいいよね。は、どっちとも、です。
くすり、と。笑みを零して見渡したのは、闘技大会の会場。組み合わせ的には第三回戦Aブロックの……真ん中辺りだろうか。
毎度のことながら膨大とも言える参加チーム。試合の数など逐一数えていられない。
とりあえず、ざっと上から眺めて見つけた名前は、大体、真ん中辺りだった気がする。
とにかく、これから始まるだろう試合は、知った顔の参加しているものだった。
同じように参加していた身ではあるが、一人きりのチームは殆どお遊びでしかない。意地を張ったほうではあるが、清々しく負けてきた。
それゆえに、時間にせかされることなく悠々と観戦できている、今。
広い観戦席の、やはり真ん中辺りに腰を下ろし、眺めるのは一人の女性。
いつ見ても生き生きとした顔をしている彼女ではあるが、今日はなんだか、様子がおかしかったのだ。
何がどうって全体的に。
ここ最近入り浸るようになった『庭』でのやり取りを思い起こし、くくっ、と、袖で隠した口が笑みを零した。
「自然物ちゅうんは、末恐ろしいもんやねぇ」
その分羞恥心はないのだろうが、と口許で呟いていると、わぁっ、と歓声が一際大きくなり、試合が始まった。
長いようで短い時間。あっという間の試合は、残念ながら敗退という結果に落ち着いた。
「あぁ、惜しいなぁ」
残念、と肩を竦め、ひょいひょいと階段を下りて最前列へ向かうと、ひょこり、覗き込んだ。
お疲れさん、と手を振れば、チームの面子は一様に笑みを湛え、手を振り返してきた。
それだけで十分だったのだけれど。
「あらあらぁ? ガルさん、応援にいらしてたんですかぁ~」
話しかけられてしまった。
よりにもよって、彼女に。
散々、泣くほど、盛大に笑い倒し、ようやっと収まったものが、また、こみ上げてくる。
堪えるように口許を押さえ、ふるふると震えながら、やや視線を逸らし気味に頷けば、いつもとどこか何かが異様に違う彼女は、にっこり、満面の笑みを湛えた。
我慢できる範囲ではなかった。
「くっ……あっはははは! もう、ほんまに可愛いなぁ!」
「うふふ、なんのことでしょうかねぇ? あ、それじゃあそろそろ行きますねぇ~♪」
次の試合の準備が行われる中、仲間に手招きされて踵を返した彼女の腕を、呼び止める声とともに取り。不思議そうに振り返った彼女に、囁いた。
「たまには、ええやん」
何のことだか。先ほど表面的に綴った言葉以上に不思議そうな顔をする彼女には、あえて、何とは告げず。
ぱっと手を離して、今度はこちらが踵を返した。
「今度はまともな時に遊ぼなぁ」
くすくすと笑いながら、ひょいひょい、弾むような足取りで立ち去る。
そうして、観戦者や出場者で沸き立つ廊下をゆるゆると歩きながら、ふと、先ほど終えたばかりの試合を思い起こす。
いつもと変わらぬ笑顔で軽やかに槍を捌く姿。
ふわふわの星霊を使役するいつでも一生懸命な姿。
慣れた大剣を振りかざし果敢に前衛を張る姿。
そんな中に、見慣れぬ類の笑顔を湛え、常とは違う立ち位置を選んだ彼女の姿は、少し、特異に見えたけれど。
「なぁんも関係ないもんやねぇ」
浮くとか馴染むとかそんな次元は存在せず。
当たり前に、彼女はそこに居た。
「次も頑張ろうな!」
敢闘を湛え、続く試合へ向けて意気込むチームとすれ違う。
過ぎったのは、ナイフを手元で遊ばせ、ニッ、と微かながらはっきりとした笑みを湛える誰かの姿。
てめぇ等、今回も気合入れていくぞッ!
屋根の下から出たからだろうか。振り仰いだ『空』はひどく眩しく見えた。
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やられたんだからやってもいいよね。←
本戦お疲れ様でしたー。いやぁ、笑うところだよね?
つーかつーかつーか!!!!
空中殺法はー????ばんばんばんばん!!←
乱舞脚も好きですけども。ももも。
もー!(煩い
んでも前衛な姐さんはかっちょよかったですた。
たまにはいいよね。は、どっちとも、です。
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あらあら?
-閑話-
立ち去る貴方を見送る笑顔が一つ。
受け取った笑顔が有り、返す笑顔が有り…
それは"いつも通り"、"日常"の事だった。
「何のことやら♪何のことやら♪」
貴方の笑顔を受け輝きを増した笑顔は、
足取り軽く、晴天の下へ去っていった―
----------------------------------------
まいさんは【反撃】持ちアビの使い手ですね!
本戦お疲れ様!うん此処は笑うところっ!
鼓舞されて前に出ようと思ったのは良いのですが、
手持ちアクセが乱舞脚しか無く……!!
「ウフフアハハ」でめった蹴りも良いかなと。ととと。←
とー!(負けず嫌い
非常に楽しく読ませて戴きました!
でもぱっと読むとシャルにしか見えないですねっ!
今週は色んな意味で楽しめました。
こういうif(?)もたまには、ね!
立ち去る貴方を見送る笑顔が一つ。
受け取った笑顔が有り、返す笑顔が有り…
それは"いつも通り"、"日常"の事だった。
「何のことやら♪何のことやら♪」
貴方の笑顔を受け輝きを増した笑顔は、
足取り軽く、晴天の下へ去っていった―
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まいさんは【反撃】持ちアビの使い手ですね!
本戦お疲れ様!うん此処は笑うところっ!
鼓舞されて前に出ようと思ったのは良いのですが、
手持ちアクセが乱舞脚しか無く……!!
「ウフフアハハ」でめった蹴りも良いかなと。ととと。←
とー!(負けず嫌い
非常に楽しく読ませて戴きました!
でもぱっと読むとシャルにしか見えないですねっ!
今週は色んな意味で楽しめました。
こういうif(?)もたまには、ね!
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プロフィール
HN:
飴と花
性別:
男性
自己紹介:
飴:キルフェ。不機嫌なお友達
花:ガルデニア。ピンクの似合うお友達。
喪娘と末子も背後は一緒。
あっち女子部屋、こっち男子部屋
メッセ登録してみました。
出現率は低率の予感ですがお気軽に
mai-maieb@hotmail.co.jp
登録時にはメールも一緒に送ってくださると確実です
ブログ内のイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『エンドブレイカー!』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
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